介護の世界に魅かれて専門コースを再受験

看護士として働く母の姿をみて、自分も同じような仕事がしたいなと中学生の頃から思っていました。「こんな仕事もあるよ」と母がくれた本の中に、ほんのさわりの部分だけでしたけど、介護のことが書いてあって、なぜかこの世界に魅かれたことを覚えています。すでに商業高校の家政科に通っていたんですけど、やっぱりどうしても介護の仕事に就きたくて中退し、翌年、早道である玉木女子高校(現在の玉成高校)を受験しました。福祉科では、汚れてしまうような実習もあるのですが、私は全然平気でしたね。向いてるんだと思いました。

介護の仕事に向いている人ってどんな人?

向き不向きはあると思いますが、介護の仕事に欠かせないのは、人が好きかどうかだと思います。高齢者をちゃんと同じ人間としてみることが一番大切。学校で充分学んだつもりでも、現場では全然ちがう。知識や技術より、目の前の相手に合わせて対応できるかや人間性が問われていると思います。

雰囲気の良い環境で入居者の穏やかな日々を見守る

橘の丘は、スタッフの中に変な上下関係や派閥などがなく、雰囲気がいいんです。団結力や思いやりの気持ちを持ち、年齢や性別、経験に関係なく同じ仲間として仕事をする。やる気や頑張る気持ちがあれば、委員長などの責任ある役割を任されたりと、様々なチャンスがもらえます。やりがいのある職場で、職員がいきいきと笑顔でいることは、ご入居者に日々穏やかに過ごしてもらうために大切です。実際にご家族からも雰囲気がいいねと評価してもらえたことも何度もあります。

誰でも、ちょっとでも嫌だな、苦手だなと思う人には触られたくないし、話したくもないですよね。逆に、「この人にならお願いしてもいいかな」「話そうかな」「この人が今日はいてくれるんだ」というような「なんか好き。」と思ってもらえるような職員が多ければ、介護される側の精神面も穏やかになるのではないかと考えています。ご入居者が穏やかに、少しでも笑顔で生活できるようにサポートし続けていきたい。私は1人でも多くのご入居者にとって「なんか好き。」と思ってもらえるような介護士になりたいですね。

休日には一人の時間を大切にするよう心がけています

普段仕事のときは家事を手抜きしている分、なるべく早起きして家事をするようにしています。友だちとランチや買い物にももちろん行きますが、読書や興味のあること(最近は美容や健康関連ばかりになっていますが)を調べる、実践するなど、一人の時間も大切にしようと心がけています。飼っているハムスターと遊んでいることも多いですね。

就職希望者へのメッセージ

介護はとても奥深く、気持ちがあれば結果が出る仕事だと思います。橘の丘では、それぞれの得意分野をいかして担当するスタイルなので、苦手なことを無理にするということはほぼありません。互いをフォローしあい、親身になってユニットリーダーや上司が話を聞いてくれる、思いやりのある施設なので働きやすさ一押しです。一緒に笑顔で働きましょう。