母の介護が必要になり、ヘルパーの資格を取得したのがきっかけでした
子どもが15歳になるまでは専業主婦でしたが、母に介護が必要になったので、ちょっとでも手助けができればとヘルパーの資格をとったのがこの仕事につくきっかけになりました。ベッド上にビニール袋で洗髪台を作って髪を洗うなど、たくさん学ぶことがあり、とても役に立っています。橘の丘に入ってからも、一から指導していただき、たくさんのことを学ぶことができました。2012年からはケアマネージャーとして働いています。ご入居者、ご家族への相談支援、ケアプランの作成や申請手続き、入所希望者の対応などが主な業務ですが、そのほか、委員会活動や行事など施設内での様々な活動に携わっています。
「橘の丘で過ごしてよかった」の声を励みに
自宅での生活が困難になり入居されるご本人だけでなく、自宅で介護できなくて申し訳ないなど、世間体を気にするご家族などもいらっしゃいます。そんな大変な不安を軽減することを一番に考え、ご入居者に合わせてプランニングするということを大切にしています。時にはレクリエーションなどを企画したり、お買い物などの外出などを楽しんで頂いたりもしています。出前をとって、施設内で食事会やお茶会などを催したり、カフェや回転寿しなどの店に行くこともあります。明るく元気そうに過ごしていらっしゃる姿を通して「橘の丘で過ごしてよかった」とご家族から声をかけて頂いた時は、とてもやりがいを感じます。
職員同士の協力体制や思いやりは、他の施設には負けません
以前、イライラとしていた時に「あなたどうしたの」ってご利用者の方に声をかけられたのが印象に残っています。その方は認知症の方だったんですが「イヤなことがあったらお母さんに相談せんばよ」って諭されて、ハッとしました。忙しすぎて、つい怒ったような顔をしていたんでしょうね。認知症といっても何もわからないのではなく、ちゃんとこちらの表情を見ていらっしゃるんだなって。どんなにバタバタしていても、その忙しさをご利用者に見せてはいけないということに気付かされたその時のことは、新人にも話すようにしていますね。
職員同士の協力体制や思いやりは、他の施設には負けないものがあると思っています。明るく元気なスタッフが多く、挨拶などにも力を入れているので、訪問された方からも褒めて頂けるんですよ。施設としては時代の流れに乗り、どんどん新しい取り組みを始めていますので、自分もその流れに乗り遅れないように頑張っています。ご入居者やご家族の不安を軽減するための的確なアドバイスができるよう、スキルアップのための自己学習に励み、スタッフ一丸となって、信頼される橘の丘にしていきたいと思っています。
就職希望者へのメッセージ
就職を決めるときに「どんな人がいるのかな?」「うまくやっていけるだろうか?」など人間関係について気になるものだと思いますが、橘の丘の一番の強みは「スタッフ同士の思いやり」だと思っています。介護の知識や技術は後で付いてきます。優しい気持ちがあれば、ご入居者を笑顔にすること、安心していただくことができます。仲間になりませんか!